防犯カメラ 監視カメラ 

防犯カメラを選ぶときに出てくる「解像度・フレームレート・ビットレート(画質)」という用語をご存じでしょうか。耳なじみのある人でも、意味をしっかりと理解している人は少ないかもしれません。

防犯カメラの映像は、解像度(映像の大きさ)・フレームレート(コマ数)・ビットレート(画質)によって決まるため、意味や内容の理解を深めておくと防犯カメラ選びで迷うことが少なくなると思います。

そこで本記事では、防犯カメラの基本性能「解像度・フレームレート・ビットレート」について解説します。映像比較をまとめた動画紹介もありますので、ぜひ最後までご覧ください。

映像のクオリティを決める3つの要素

防犯カメラで撮影した映像のクオリティは、解像度とフレームレート、ビットレートによって決まります。一般的な防犯カメラの解像度とフレームレートは次の通りです。

解像度200万画素フルHD
フレームレート1秒あたり30フレーム
適正ビットレートH.264の場合:4096Kbps
H.265の場合:2048Kbps

最近は500万画素など、より高解像度なものに移行しつつあります。

解像度

解像度は、1インチ枠の中に表示される光の点の数を示す数字です。少なければ少ないほど映像が粗くなり、多ければ多いほど映像が鮮明になります。

フルHDの解像度約 207万画素(1920×1080)
4Kの解像度約829万画素(3840×2160)

解像度による画質の差を動画にまとめました。「4KとフルHDの防犯カメラ映像を比較」よりご覧ください。

フレームレート

フレームレートとは、1秒間の映像が何枚の画像で構成されているかを示しています。アニメーションなどの動画は、1秒間30枚の画像で構成されており、人の目には静止画ではなく動画として認識されます。

防犯カメラの場合、フレームレート(コマ数)を1秒間に15コマで設定すれば、ほとんど動画として録画されます。

ビットレート

ビットレートとは、1秒間に送受信できるデータ量です。目安は、動画圧縮(H264・H265)のタイプと解像度に合わせて、適切なビットレートを選択します。

たとえば、解像度が200万画素フルHDの場合、適正ビットレートは以下のようになります。

動画圧縮(動画コーデック)適正ビットレート
H.2644096Kbps
H.2652048Kbps

【動画】4KとフルHDの映像比較

4K(800万画素)とフルHD(200万画素)の防犯カメラで撮影した映像を比較しましたので、ぜひご覧ください。

4KはフルHDの4倍の解像度で、きわめて細かいところまで精密な映像になっていることがお分かりいただけたと思います。

きわめて鮮明なところまで確認できる高解像度4Kの防犯カメラは、受け渡しトラブルの対策におすすめです。

  • スーパーやコンビニでのお金の受け渡しトラブル対策
  • 病院やクリニックでの診察券や保険証の受け渡しトラブル対策

解像度・フレームレート設定の注意点

防犯カメラを選ぶときには、高解像度でフレームレート数が多ければいいというわけではありません。

もちろんより鮮明で綺麗な録画をする場合には、高解像度のカメラを選択することもできます。しかし高解像度のカメラは、保存期間が短くなるなどのデメリットがあります。

  • メリット:鮮明で綺麗な録画ができる
  • デメリット:保存期間が短くなる

利用状況に応じた適切な解像度・フレームレートのカメラを選択することが大切です。

【動画】カメラの基本性能を比較

まとめ

防犯カメラ選びの基礎として、映像のクオリティを決める3つの要素「解像度」「フレームレート」「ビットレート」を紹介しました。

防犯カメラは24時間365日録画をします。映像のクオリティに加え、保存期間も考慮することが必要です。利用状況に応じた適切な解像度・フレームレートのカメラを選択しましょう。

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